8月のカンガルーの親子定例会
8月度の定例会は福岡盲学校で開催。
というのは、今月はこの学校を卒業された「藤本しのぶさんとお母様」を囲んでお話とピアノを聴こうという内容。しのぶさんは超未熟児で生まれ、未熟児網膜症で視力を失い、幼稚部から中学部までをこの福岡盲学校で過ごしている。大阪の音楽課程がある視覚特別支援学校に進み、この春からここ地元の短大の音楽科に通っている方。しのぶさんとピアノとの出会いは、この盲学校の幼稚部時代なのだそうだ。そんな懐かしい場所での定例会を開催することとなった。
夏休みということで、兄弟児、しのぶさん縁の方々、そして弱視の子供たちの会「めぐみっ子くらぶ」さんの参加もあり、とっても賑やかな定例会。一体、何人が集まってたんだろう??
受付嬢を使命感ばっちりでしっかりやってくれた兄弟児のお姉ちゃんの姿もとても頼もしかった。
そんなたくさん集まって来てくれた子供達のための企画がもうひとつ。しのぶさんが通う音楽科には、音楽療法コースというものがある。学校側にお願いしてみたところ、快く学生さん5人がボランティアで音楽遊びを行ってくれた。
鈴や太鼓、トランペットなどなど知ってる楽器、初めて見る楽器などたくさん持って来てくれた。みんなで音楽に合わせて鈴を鳴らしたり、体を動かしたり、歌を歌ったり。小さなお友達も大きなお友達も、子どもたちの顔がとてもキラキラしていた。
にいたんはしっかりお姉さんたちの一員になってるし・・・・。この前、一人で教室 に戻って「口笛が・・・」って言ってたのはこのこと?いつの間にかそんなことをしっかりと打ち合わせしてきたの?!とビックリ。
30分、しっかり遊んだ後は、藤本さん親子のお話しをタイム。
大きな子ども達は、珍しい楽器をもっと触りたい様子で、別室に大移動。
肩を寄せ合いながらのお母さまとしのぶさんのなんとも絶妙な掛け合いのお話しはとても素敵だった。生い立ち、高校進学、大学進学の話しから4歳離れた妹さんのことなど親の立場、子どもの立場とお聞きすることができた。
大阪へ娘を一人送り出す母の心境。はじめの1ヶ月は福岡にホームシックにかかりながらも頑張った娘。
何もなく順調に成長しているお友達もたくさんいるけど、視覚や聴覚、肢体、知的に障害も持っているお友達、慢性肺疾患をはじめまだまだ病気から開放されないお友達がいるカンガルーの親子のメンバーたち。
みんな、どんな思いでお二人の話を聞いていたんだろう。
最後は、しのぶさんのピアノ演奏。
別室から戻ってきた子どもたちも、みんなし~んと聴き入っていたのがとても印象的だった。
しのぶさん、お母さま、短大のお姉さんたち、そして会場を提供してくださった盲学校の先生方、本当に素敵な時間をありがとうございました。
« 視能訓練・・・新しい道具で実験! | トップページ | あやたんの自主トレ »
「「Nっ子クラブカンガルーの親子」」カテゴリの記事
- 2月のカンガルーの親子 定例会&遊びの広場(2014.02.20)
- カンガルーの親子1月の定例会と遊びの広場(2014.01.16)
- カンガルー倉庫のお引越し(2014.01.14)
- カンガルーの親子の2013年クリスマス会(2013.12.22)
- 福岡県母子保健大会 県知事表彰(2013.11.14)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/520683/31038667
この記事へのトラックバック一覧です: 8月のカンガルーの親子定例会:
★ichisayuさんへ★
いよいよカンガルーデビューですね。お待ちしています!!!!
我が家の夏休み宿題バトル・・・さてどうなることやら┐(´-`)┌
投稿: あやたんママ | 2009年8月23日 (日) 05時04分
昨日、9月17日に勤務休み希望を出しました♪ぜひぜひ、あやたんとあやたんママ、他の会員の皆様にお会い出来るのを楽しみにしております。夏休みも残り少ないですね、我が家の娘は、苦手のお絵かきに苦戦しているようで・・・・・。まだまだ暑い日が続きますので、お体ご自愛くださいね
投稿: ichisayu | 2009年8月22日 (土) 11時22分